国学院大学博物館、「偶像(アイドル)の系譜」を開催
アイドルと聞くと、芸能界に存在する踊りや歌を専門にした人々が思い浮かぶのは私だけではないだろう。
なぜ、こんなにも「アイドル」が人の心を打つのか。
その原型は「偶像」にあるのだろうか。
現代の芸能界で人々の心を掴んでいる「アイドル」の原型を辿るため、日本の芸能史を解説する。アイドルの根源は原初的な「偶像」で、神仏のような超越的な存在や、現在この場所にいない存在に触れようと人間がつくりだしてきたもの。メディア(媒体)の変遷を辿ることで、「なぜ私たちは、偶像(アイドル)に心打たれるのか」を探る。
確かにアイドルという存在は、私たちにとって生活に存在しない、いわゆる「非日常」的な存在だ。
展示物は「現代的アイドルの原型」「はじまりの芸能」「見えざる神々の身体」の3部
アイドルという存在は、日本の経済に多くの影響を与えるものになっている。
もしかしたら私たちは、本能的に「非日常」的な存在を求めているのかもしれない。
私たちが何かに熱中することはよくあることだ。
そのルーツは「偶像」にあるのかもしれない。
・ぐうぞう【偶像】
偶像という漢語は本来は人形のことであるが,中でも崇拝の対象となる像をいう(《漢書》)。 この意味では神像や仏像と同じであるが,とくに〈偶像〉という場合には,真のものではない別の姿ないし中間に介在するものという意味合いを含んでいる。
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